痩せる条件を整えよう!

ダイエットを成功させるには・・・
ダイエットを始める時点で「痩せる条件」を整えることが大切。

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今でも飢餓に備えている人間の身体

少しだけ難しい話しに触れておきます。

最も現代人に近いとされる人類の誕生から約20万年。 人類史は飢餓との戦いの歴史でもありました。 食べ物に困らない時代が到来したのはここ数百年のことで、仮にそれを500年としましょう。 人類史を1年(365日)に例えると、食べ物に困らなくなったのはわずか22時間前、まだ1日も経っていないことになります。 

飢餓と戦い続けてきた人類には、食物を摂れなくなっても、つまり少ないエネルギーでも生きていけるように、様々な生存能力を備えてきました。 その一つが、DNAに刻み込まれた「倹約遺伝子」です。

人は生まれながらに太ろうとしている

「倹約遺伝子」は、入ってきたエネルギーは最大限に吸収して、消費するエネルギーを最小限に抑えようとする生理機能を司ります。

倹約遺伝子は「白色脂肪細胞」に働きかけ、余分なエネルギーは少しでも蓄えようとします。 また同時に、白色脂肪細胞の性質を活性化させ、更に効率よく脂肪を蓄えようと、細胞の肥大化かにも作用します。 白色脂肪細胞は、血液中の糖分が筋肉に取り込まれるのを妨げようとするので、血中糖度を高めてしまうこともあります。

白色脂肪細胞は、胎児の時、生後1の年間、思春期など、成長期に増えやすいとされています。 しかし現代では成長期に食べ物が足りないことは希で、また成長期以外でも外食や過食が続けば白色脂肪細胞は増加しますので、結果として殆どの人が白色脂肪細胞の多い状態になっています。 運動不足や、油断して食べ過ぎたりすると、すぐに太ってしまうのにはそれなりの理由があるからなのです。

食事量を減らせば痩せる・・というのは間違い

ダイエットについて、「摂取エネルギーを減らせば痩せる」という思い込みがありますが、基本的にこれは誤りです。 まず摂取エネルギーが減ると、倹約遺伝子は軽い「飢餓」を察知して少しでも脂肪を蓄えようと働きます。 もしエネルギーが余らなかったら、少ないエネルギーでも活動できるように筋肉量を減らし、強引にエネルギーを余らせてでも脂肪として蓄えようとします。 これが人間の身体に組み込まれた仕組みなのです。

この倹約遺伝子は、今でも96%以上の人が正常に機能していると言われているので、豊かな食生活と運動不足という環境因子も加わり、殆どの人には太りやすく痩せにくい条件が整っていることになります。

産後については、飢餓状態ということではありませんが、出産という大仕事に向けて身体が準備を整えてきて、その大仕事が終わった後の状態でもあります。 出産に必要な筋肉を残し、不要な筋肉は減らし、せっせと脂肪を蓄えてきたわけです。

産後もそうですし、ダイエットをする上で重要なのは、「もう大仕事はないし、エネルギー不足の心配もない。 だから必要以上に脂肪を蓄えなくてもいい。」という情報を倹約遺伝子に伝える必要があるのです。

痩せる条件を整えよう

倹約遺伝子が監視しているのは主に摂取エネルギーが減ること。 消費エネルギーを少し増やしたくらいでは影響がありません。 生活習慣をあまり変えずに上手にダイエットを成功させるコツは消費エネルギーを少しずつ増やしていくことなのです。

それには、5分でも良いので軽い運動を毎日続けるのが最も効果的です。 それから、少しでも代謝を高めること。 消費エネルギーの多い身体、生活習慣に置き換えていくことが理想的です。

年齢と共に変化していく顕著なものに代謝の低下、体温の低下、血流量の鈍化などが上げられます。 これらを少しでも改善することが痩せる条件を整えることになります。

産後の産褥期、肥立ち期などは体調の変化も激しいので、本格的なダイエットを始める前に、こうした痩せるための条件を整えていくだけでも随分楽に体重を落していくことが可能になります。

産後の肥立ち(産褥)

白色脂肪細胞の数

太りにくい人で約300億から、太りやすい人で約600億個と言われている白色脂肪細胞の数は、生後1年である程度決まってくるとされています。 倹約遺伝子も白色脂肪細胞が不足していれば過剰には働けないので、その数によって生まれつき太りやすいか太りにくいかが決まります。 所謂「痩せの大食い」と呼ばれる体質には諸説ありますが、白色脂肪細胞の少なさも影響しているようです。

栄養過多と運動不足

白色脂肪細胞が増える要因は二つあるとされています。 成長期の栄養過多と、成長期の運動不足です。 成長期は栄養を必要としますが、同時に運動も必要な時期なので、必要以上に赤ちゃんの動きを制限することは運動不足につながり、白色脂肪細胞を増やすことになってしまいます。

成長期に栄養を制限することは全くおすすめできませんので、積極的に運動をさせてあげましょう。 特に「這い這い」は余分なエネルギーを消費するのに最も適した運動です。 全身を使い、足の親指を使って前進するので、二足歩行の準備としても大切な運動です。 また這い這いは大人にとっても良い運動になるので、足腰の弱った方の機能回復にも有効な場合があります。(その場合はヒザなどを保護して下さい)

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